財団法人山形県産業技術振興機構

産学官連携有機エレクトロニクス事業化推進センター

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有機ELとは

「有機EL」とは

 ELとは、「Electroluminescence(エレクトロ・ルミネセンス=電界発光)」の略で、電流を流すと光る性質をもつ物質(発光体)、もしくはその構造体を言います。有機ELはその発光体が炭素を含む化合物(有機物)の場合であり無機の発光体であるLEDとは材料とその構造が異なっています。有機ELは、2枚の金属電極で挟むサンドウィッチ構造で、製法はITOという透明電極(陽極)付ガラス基板上に、有機物とアルミ薄膜(陰極)を「蒸着法」で製造するのが一般的です。また、材料の特性を活かした次世代製法として「印刷法」もあり、「印刷法」は、「蒸着法」に比べ、製造コストの低減から量産化に適しているため、世界中で研究開発が進められています。ガラス基板の代わりに、金属箔やプラスチックを使用して曲げられるパネルやアルミ薄膜を透明のITO膜にして全体が透明なパネルも製造可能です。

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「有機EL」の発光色

 有機ELは、発光性有機材料の構造により特異の発光色を示しますが、白色については、単独の有機材料では得られにくいので、通常は赤、緑、青の3色の発光材料を適切に積層しています。有機ELの構造は、発光層が極薄(~百nm)で透明のため、各層からの光を効率よく利用できる特徴があり、混色により微妙な色合いを作成できます。これは一般のテレビのように、各色の発光セルが縦横に並び、適切なセルだけを発光させて、多色を得る方法とは大きく異なります。一方、有機EL発光は、太陽光に近いなだらかな波長分布にすることができ、紫外線や赤外線を含みません。そのため、極端に強い波長を不連続に持つ蛍光灯と比べて、眩しさを感じることが少ない、やさしい雰囲気を作り出せるので、一般の住宅やオフィスでの照明用途をはじめ、幅広い用途への応用が期待されます。

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